叡王戦挑戦者決定三番勝負の最終第3局が2月24日に行われ、豊島将之竜王・名人(29)が渡辺明三冠(35)に123手で勝利し、2勝1敗で永瀬拓矢叡王(27)への挑戦権を獲得した。
将棋界の“頂上決戦”を制したのは、8つあるタイトルのうちビッグタイトル2つを保持する男だった。過去の対戦成績では10勝16敗と負け越していたが、本局では中盤までがっぷり四つの展開に。一時、優勢になったが、逆転される場面もあり、挑戦権が両者の間で行き来する、激しい内容に。両者、持ち時間を使い切った後でも白熱した勝負が続いたが、最後は豊島竜王・名人がわずかに勝った。
叡王位はタイトル戦入りしてから今期で3期目。一般棋戦時代も含めて5期目だが、過去には連覇した者が誰もいない。過去には名人・棋聖・王位で三冠を保持したことがあったが、自身2度目の三冠に向けて、20代同士の激しい七番勝負へと向かう。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース